元巨人・田原誠次氏 今後はアマチュア指導者も検討 青い髪は「娘がBTSが好きで」
20年シーズン、21年シーズンで引退するプロ野球選手のセレモニーを兼ねた特別試合「PERSOL THE LAST GAME」が8日、メットライフドームで行われ、20年に巨人から戦力外通告を受けて現役を引退した田原誠次氏(32)など、17人が参加した。
六回に登板した田原氏は、打者3人をきっちり抑える投球を披露。「(20年の)トライアウトが終わってから投げていないくらいなので、バッターに当てないようにだけ気をつけてやっていた。意外とストライクが取れたので、あとは野手に助けられた」と振り返った。
また、この日は青の髪色で参加。「娘がBTSが好きで。せっかくだったら今しかできないしやっておこう」とクリスマス前にイメージチェンジしたといい、「意外とやってみたら受けがよかったので次違う色に挑戦しようかな」と笑顔で語った。
田原氏は20年に巨人から戦力外通告を受け、現在は九州にある給湯器を作る会社の工場に勤務。ただ、「指導者としてのオファーももらっている」と明かし、2日後には岡山県の高校に指導に行くという。本格的な指導者としての出発は「家族と相談しながら決めていきたい」とし、「アマチュアでピッチャーを指導していけたら」と話した。
「PERSOL THE LAST GAME」は今回が初開催で、引退試合やセレモニーがかなわなかった選手らが最後の勇姿を見せる場所として実施。17人の元プロ野球選手らが現在の居住地で東西に分かれて9回までの試合を行い、8-8の引き分けだった。