ドラフト候補の亜大・田中幹也 潰瘍性大腸炎の難病乗り越えプロ入り目指す「野球選手なら誰でも思う夢」
東都大学野球リーグの亜大・田中幹也内野手(3年・東海大菅生)が9日、東京・日の出町の同大グラウンドで取材に応じ、プロ志望を明言した。昨年に国指定の難病「潰瘍性大腸炎」を発症。現在は回復に向かっており「野球選手なら誰でも思う夢。そこはくずれない」と大病を乗り越えて夢のNPB入りを目指す。
昨春のリーグ戦でベストナインを獲得したが、そのころから「おかしいなと思っていた」と体調に異変を感じていたという。夏にハチに刺されたことがきっかけで病院に行くと、潰瘍性大腸炎の診断を受けた。8月中旬から1カ月間と10月初旬から2カ月間のトータルで約3カ月間、2回の入退院を経験した。
現在は徐々に運動の強度を上げており、「リハビリを続ければ野球をやることに問題はない」と特に制限はないことを告げられている田中。「つらい思いをした分、野球を心の底から楽しみたい。結果を出してチームに貢献したい」と力を込めた。