ヤクルトのドラフト２位・丸山和郁外野手（２２）＝明大＝が１６日、糖質制限で正月太りをリセットし、肉体改造することを誓った。

　家族らとゆっくり過ごした年末年始で、体重が一気に増加してしまった。ベストだったという大学２年時の７５キロから、１０キロプラスの８５キロで入寮した。

　前橋育英３年夏には甲子園大会タイ記録となる８盗塁を記録するなど、俊足が最大の武器。だが、現状では持ち味を存分に発揮できるとは言いがたい。「しっかり体重を落とし、鍛えていきたい」と減量に着手。特に食事面では「大好きなコーラはやめています」と明かし、揚げ物、甘い物、お酒は球団の管理栄養士と相談して全て禁止にしたという。

　現在の体重は８３キロ。ベスト体重はまだ遠いが、少しずつ成果は出てきた。「体のキレが戻ってきて、体重も落ち始めているので、いい感じかなと」と胸を張った。減量と並行して「自分のトップスピードで走れるように」と肉体改造にも取り組んでいる。「７５キロだと線が細くなってしまう」とレベルアップを狙い、７８キロを目指す。

　外野の一角を狙う即戦力候補。「しっかり走攻守でアピールをして、少しでもインパクトを残せたら」。キャンプ終了時までにベスト体重を目指す。

　◆丸山　和郁（まるやま・かずや）１９９９年７月１８日生まれ、２２歳。群馬県出身。左投げ左打ち。外野手。１７４センチ、７８キロ。前橋育英では投手兼任で甲子園に３度出場。３年時に侍ジャパン高校代表。野手に専念した明大では２年春にリーグ戦デビューし、同夏に侍ジャパン大学代表。２０２１年度ドラフト２位でヤクルト入団。５０メートル走５秒８、遠投１１０メートル。背番号４。