栗山監督「漫画みたいな選手を作る」で大谷育成 水島新司氏へ感謝の思い
野球日本代表「侍ジャパン」の栗山英樹監督(60)が17日、漫画家・水島新司氏の訃報を受け、故人への思いを語った。
この日は千葉・鎌ケ谷市の日本ハム施設を訪れ、昨年12月に就任した球団プロフェッサーとして新人選手へ講義を行った栗山監督。水島氏死去に「本当にショックですよ。野球界の大恩人なので」と沈痛な面持ちだった。
日本ハム監督時の13年には新人・大谷を“二刀流”で育成。「漫画みたいな選手を作るんだと、ずっと言っていたら、わざわざ球宴の神宮まで来てくださって『お礼を言うのはこちらの方です』と伝えた」と振り返った。
16年は「1番・投手」で大谷を起用したが「漫画の中にいろいろなヒントがあった。結構1番ピッチャーとかやってるからね、水島先生は」と監督時代のアイデアの源に水島漫画があったと明かす。
あこがれに「ドカベン」の殿馬を挙げ「人ができないようなこと、楽しめる策とか。きっかけは殿馬であることが多かった」と話すなど、尽きることのない感謝の思いを語った。