通算868本塁打の王 一塁の守備部門でもレジェンズに
「三井ゴールデン・グラブ賞」が2021年度で第50回を迎えたことを記念して、歴代受賞者の中からファン投票による最強の守備陣を決める「三井ゴールデン・グラブ レジェンズ」が発表された。一塁手部門では創設された1972年から9年連続で「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞した王貞治(巨人、現ソフトバンク会長)が選ばれた。
世界記録の通算868本の本塁打を放つなど放ち、三冠王を2度獲得するなど打撃部門で数々の栄冠を手にしてきた。常勝巨人の主軸として打撃で目立っていたが、一塁の守備でもショートバウンドを柔らかいグラブさばきで捕るなど堅守を誇り、「ゴールデン・グラブ賞」(当時はダイヤモンドグラブ賞)が制定された72年から現役最終年の80年まで9年連続で受賞した。
一塁手部門の2位は、NPB最長の1632守備機会連続無失策を樹立したJ・ロペス(巨人、DeNA)、3位・福浦和也(ロッテ)、4位・駒田徳広(巨人、横浜)、5位・清原和博(西武など)だった。
「三井ゴールデン・グラブ レジェンズ」は、「ゴールデン・グラブ賞」を3回以上受賞している歴代受賞者を対象にファン投票(有効票2万5950票)によって選出されたもの。
◆各ポジションの受賞メンバー
投手 桑田 真澄
捕手 古田 敦也
一塁手 王 貞治
二塁手 菊池 涼介
三塁手 中村 紀洋
遊撃手 井端 弘和
外野手 イチロー
新庄 剛志
秋山 幸二