通算868本塁打の王 一塁の守備部門でもレジェンズに

一塁ベース上で広島・山本浩二(左)に話かける巨人・王貞治=1978年
一塁守備をする王貞治=1967(昭和42)年5月8日付
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 「三井ゴールデン・グラブ賞」が2021年度で第50回を迎えたことを記念して、歴代受賞者の中からファン投票による最強の守備陣を決める「三井ゴールデン・グラブ レジェンズ」が発表された。一塁手部門では創設された1972年から9年連続で「三井ゴールデン・グラブ賞」を受賞した王貞治(巨人、現ソフトバンク会長)が選ばれた。

 世界記録の通算868本の本塁打を放つなど放ち、三冠王を2度獲得するなど打撃部門で数々の栄冠を手にしてきた。常勝巨人の主軸として打撃で目立っていたが、一塁の守備でもショートバウンドを柔らかいグラブさばきで捕るなど堅守を誇り、「ゴールデン・グラブ賞」(当時はダイヤモンドグラブ賞)が制定された72年から現役最終年の80年まで9年連続で受賞した。

 一塁手部門の2位は、NPB最長の1632守備機会連続無失策を樹立したJ・ロペス(巨人、DeNA)、3位・福浦和也(ロッテ)、4位・駒田徳広(巨人、横浜)、5位・清原和博(西武など)だった。

 「三井ゴールデン・グラブ レジェンズ」は、「ゴールデン・グラブ賞」を3回以上受賞している歴代受賞者を対象にファン投票(有効票2万5950票)によって選出されたもの。

◆各ポジションの受賞メンバー

投手  桑田 真澄

捕手  古田 敦也

一塁手 王 貞治

二塁手 菊池 涼介

三塁手 中村 紀洋

遊撃手 井端 弘和

外野手 イチロー

    新庄 剛志

    秋山 幸二

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