DeNA・東が初の滝行経験「極寒の中で耐える精神力。やってよかった」完全復活へ準備着々
DeNA・東克樹投手(26)が27日、神奈川県横須賀市の球団施設「DOCK」で自主トレを行い、キャッチボールやブルペン投球で汗を流した。
12月上旬から1月20日まで、名古屋で自主トレを行った東。愛工大名電の同級生からの誘いを受け、名古屋市守山区の倶利加羅不動寺で初めての滝行を経験。東は「ケガから復帰して、精神的に強くなるという意味合いで決断しました」と経緯を話した。
実際に経験し、「あれ(滝行)をやりぬいたこと。達成感だったり、極寒の中で耐える精神力。やってよかったなと思います」と充実した表情で振り返った。だが「すごく寒かったです。滝に打たれ終わった後、少し温かかったです。体が少しぽかぽかした状態で」と本音と不思議な感覚に包まれたことを振り返った。
オフの契約更改時は「お尻プリプリ計画」と名付け、秋季練習で臀部(でんぶ)の増大化に取り組んでいたことを明かしていた東。現在は「お尻というより全体的にもっこりした感じです」と筋肉量も3キロアップし、服の上からでも体の張りが感じられた。
1年目に11勝を挙げ、新人王を獲得した左腕。だが20年2月に左肘内側側副靱帯再建手術を受けた。リハビリを重ね、昨年は復活の白星を挙げた。自主トレを共にした中日・笠原から自身のチェンジアップより、さらに遅いチェンジアップを教わり、「僕の中の感触はかなりいいのかな」と手応えを口にした。
今季の目標は「規定投球回数をクリアすることが一番です」。昨年オフ、一昨年に結婚し一児の父となったことを報告した左腕。完全復活に向け、心身共に準備は整ってきた。