東海大会準Vの聖隷クリストファー まさかの落選 上村監督「選ばれると」
「選抜高校野球・選考委員会」(28日、大阪市内)
第94回選抜高校野球大会(3月18日から13日間、甲子園球場)の出場32校を決める選考委員会が28日、リモートで開催された。
昨秋の東海大会で決勝に進出。3-6で敗れはしたものの、優勝した同じ静岡勢の日大三島との同時出場が有力とみられていた聖隷クリストファーは予想外の落選となった。
1985年の創部以来、38年目で初の甲子園出場を信じ、吉報を待った。しかし、同校の校長でもある上村敏正監督(64)の元に届いたのは補欠校となった知らせだった。
上村監督はグラウンドに直行。ナインに「残念ながら大会本部からの報告はありませんでした。私は間違いなく選ばれると思っていましたが」と伝えた。
エースの弓達寛之主将(2年)は「非常に残念。甲子園は高校球児の夢。夏に1番をとれるようにやっていきたい」と気丈に振る舞った。上村監督は選考漏れした理由について「総合力のなさだったと聞いたが…。けが人が出て満身創痍の中で準優勝した結果は評価されてもいいのでは」と納得できない様子だった。