藤川球児氏が自主トレの流儀&意義を解説 どんな選手が“入門”を希望するのか

 阪神などで活躍した野球解説者の藤川球児氏が29日、自身のYouTubeチャンネルに、自主トレについて語る動画をアップした。どのような選手が現役時代の藤川氏との自主トレを希望してきたのか、またどのようなことを意識したメンバー構成にし、どのように振る舞っていたのかを明かした。

 プロ野球界はまもなくキャンプインのこの時期だが、選手間の競争が始まる前、自主トレを行う12月や1月はプロ野球選手には非常に重要な時期になる。

 藤川氏に合同自主トレを志願してくるのは「大体ね、やばいなと自分で思っている選手たち」だと明かした。また、指導者から「言われなくなってきた選手たち」とも表現した。こうした選手たちの精神状況を「怖くなっているわけです」とも説明した。

 そんな選手たちとの自主トレでは「全部自分の生活にわざわざ合わせさすんです」と、あえて、各選手に選択肢を与えないと語る。そこには「彼らは出る場面、選べないじゃないですか」と、実績が十分でない選手は“先発”や“抑え”のように決まった出番が用意されないことを想定。どんな状況でも力を発揮するための“対応力”を養わせる意義があると説明している。

 動画内ではさまざまな年代の選手と一緒の生活をし、どのような“課題”を設定していくのかということを、具体的な実例とともに藤川氏が紹介している。今回のエピソードの中に「タイガースに限らずプロ野球界、そして違うスポーツ、自分たちのビジネスにとっても生きる話がもしかしたらあったかもしれないので」と、視聴者に参考にしてもらうことを願っていた。

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