日本一ヤクルトに激震 1、2軍監督不在キャンプインも 高津監督近親者がコロナ感染

 球春到来を直撃する緊急事態だ。ヤクルトは29日、高津臣吾監督(53)の春季キャンプ地入りを変更すると発表した。

 1月25日の定期PCR検査で陰性判定を受けたが、28日に近親者の新型コロナウイルス感染が判明。所轄保健所から濃厚接触者に認定されなかったが、PCR検査で2回陰性になった時点で移動することを決めた。

 ヤクルトでは27日に池山隆寛2軍監督(56)の新型コロナ感染が判明。球団初の2年連続日本一を目指すチームが1、2軍ともに、2月1日のキャンプインを指揮官不在で迎える可能性が高まった。

 これを受け、1軍キャンプは高津監督が合流するまで、松元ユウイチ作戦コーチ(41)を中心に各担当コーチが話し合いながら進行する。2軍は池山監督が合流するまで、城石憲之2軍チーフ兼守備走塁コーチ(48)、尾花高夫2軍投手チーフコーチ(64)、宮出隆自2軍打撃コーチ(44)を中心に対応していく。

 「できることは全てやる」とコロナ対策の徹底を力説していた指揮官が万全を期した決断。よもやのアクシデント発生も首脳陣が一丸となってしのいでいく。

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