巨人・原監督 コロナ禍キャンプは個人練習中心に「一緒に動く練習は少し避けようじゃないかと」
巨人の原辰徳監督(63)が31日、翌2月1日から始まる春季キャンプに向けて「人事を尽くしてね。オリンピックだってああいう状態で頑張るわけだからね。われわれも安全なところ、想定の中でしっかりとね」と語り、コロナ禍でさまざまな制約がある中でも、屈せずに団結していくことを誓った。
異例のキャンプイン前日となった。毎年恒例の宮崎空港での到着セレモニーは行われず、宮崎神宮での必勝祈願も今村球団社長のみの参拝となった。チーム内でも新型コロナウイルス陽性者が相次いでいる。
その中で指揮官は「故障明けとコロナ明けか、そういう人もいる」と言及。続けて「ある程度全体練習というものは、一気にいくような形にして、個の練習をしたい人、そういう形で少し時間を持たせようと。みんなで一緒に動く練習というのは少し避けようじゃないかと」と話し、練習の序盤の方に全体で取り組むメニューを組み込み、その後は“密”の回避も目的に個人練習を中心に取り組んでもらうことを示唆した。
キャンプイン前日の1月31日を「われわれにとって大みそかであり、元旦であり」と表現した原監督。厳戒態勢でのキャンプとなるが「前向きにいかないとね」と笑顔を見せて、球春到来に胸を高鳴らせた。