巨人・秋広が背番号55初披露 阿部コーチ指導の“軟球打ち”で覚醒

 今年から背番号55を背負う秋広(撮影・伊藤笙子)
 原監督(右上)が見守る中、フリー打撃を行う秋広(撮影・伊藤笙子)
 オフに中田との自主トレで増量した秋広(撮影・伊藤笙子)
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 「巨人春季キャンプ」(1日、宮崎)

 巨人の秋広優人内野手が、新背番号「55」を初お披露目した。ロングティーでは、阿部一軍作戦兼ディフェンスチーフコーチ考案の“軟式球打ち”で飛距離アップに取り組み、柵越えを連発した。

 ロングティーの中盤、急にボールを捉える音が「ボフッ」という鈍い音に変わった。阿部コーチの考えでボールを硬球から軟球に変更。それまで柵越えもあった秋広でも球がつぶれて飛距離の出にくい軟式球では遠くに飛ばすことができず「むずいなぁ」とつぶやいた。

 しかし、ここからが背番号55の腕の見せ所だった。軟球から硬球に再び戻した最初の球。真芯で捉えた打球はグングン伸びてそのままスタンド中段まで到達。見つめていた阿部コーチも思わず「おぉ!」と声を挙げた。その後も6球連続でスタンドに運ぶなど、パワーを遺憾なく発揮した。

 秋広も「軟式(球)はしっかり押し込まないとつぶれちゃって飛ばないので。押し込む感覚をやっていて。硬式(球)でいきなりできたというか。それまでの感覚とはちょっと違うなというのを感じられたので、いい練習方法を教えてもらったと思います」と笑顔。“軟式球打ち”の効果を実感した。

 この日は背番号55も初めて披露した。「まだ松井さんのイメージが強い感じだと思う」と話ながらも「いずれは『55番は秋広』と言ってもらえるように頑張りたいですね」と汗を拭った。

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