巨人・戸郷 松坂氏からスライダー伝授され鬼に金棒!?「自信になった」
「巨人春季キャンプ」(3日、宮崎)
巨人の戸郷翔征投手(21)が“平成の怪物”からスライダーの極意を伝授された。元西武の松坂大輔氏から自身の課題となっている同球種の握りや感覚などを教わり「ちょっと自信を取り戻せたかな」と笑顔を見せた。
緊張のブルペン入りとなった。後ろでは原監督と視察に訪れた松坂氏が見守る中での投球。スライダーはショートバウンドするなど、思うように制球できていなかった。そんな中、原監督から呼び寄せられ、松坂氏からは直球に近いスライダーの握りやリリース時の感覚を身ぶり手ぶりで教わった。
自身のスライダーは「抜けるところがある」という。しかし、助言を受けた後からは制球も安定。原監督からは「全然違うよ」と声を掛けられた。戸郷も「うれしかったし、自信になった。取り入れていきたい」と語り、課題克服への糸口をつかんだ。
直球とフォークが大きな武器となっている右腕。そこに完成度の高いスライダーが加われば、目標に掲げている最多勝獲得もグッと近づく。