エイジェック・林「NPBに行きたいです」 脱毛症「恥ずかしがる必要ない」
社会人野球のエイジェックが4日、栃木市・エイジェックさくら球場で練習を公開した。最速150キロ左腕・林明良投手(23)は「NPBに行きたいです」とプロ志望を明言した。
昨季は初出場となった都市対抗野球の初戦で先発し、7回無失点と好投。ただ、チームはサヨナラ負けを喫し「最後まで投げきれる体力をつけて、チームとしての初勝利に大きく貢献できたら」と、レベルアップを誓う。
林は小学時代に脱毛症を患った。「人と見た目が違うのが嫌だった」と悩んだこともあったが、中学時代の監督に「それは全くハンディじゃないよ」と言われたことで向き合えるようになり、今では「恥ずかしがる必要はない。何か(病気を)持っている人が楽しそうにやっているなとか思ってくれればいいので、隠さず言っています」と自身のプレーで勇気を与えていく。
社会人2年目となる今年はドラフト解禁。「意識はある」としつつ、まずは2年連続都市対抗出場を目標に「絶対1勝してできれば優勝したい」。勝負の年に、大輪を咲かせる。
◇林 明良(はやし・あきら)1998年8月5日、神奈川県横浜市出身。183センチ、90キロ。左投げ左打ち。投手。戸塚小2年から戸塚ホークスで野球を始める。戸塚中では軟式野球部に所属。横浜隼人高では1年秋からベンチ入りし、関東学院大を経てエイジェックに入社した。最速150キロ。