新庄剛志監督が懐かしの再会「奇跡の、知ってる?」 打球直撃で因縁の当時小学生と
「日本ハム春季キャンプ」(5日、名護)
日本ハムの新庄剛志監督(ビッグボス)が、懐かしい“再会”を果たした。球場入りするビッグボスを待ち受けたのは、名護市の会社員・亀里涼太さん(28)。2004年名護キャンプ。小学生だった亀里さんは、ビッグボスの打球が股間付近に直撃。「大腿骨頭すべり症」という別の病気が発覚した過去があった。
「あの当時の…」とビッグボス。言葉を交わして握手を交わした。報道陣の方に歩み寄って「奇跡の、知ってる?」。上気して報道陣に問いかけた。
そして自ら説明を開始。「むちゃくちゃ小さいときオレの打ったボールが(股間付近を指さして)このへんに当たって。痛くて病院にいったら、大腿…、何だっけ?(病名は)ちょっと難しい、を発見した。4年くらいリハビリして動けるようになって野球部に入れて副キャプテンまでやった」。
亀里さんは「ボールが当たって、1週間くらい後に、念のため病院に行ったら大腿骨頭すべり症と診断された。早期発見できてミラクルだった」と言う。発覚が遅れれば「一生車いす生活だった」と明かす。
打球直撃によって病気が発覚。最初に左脚、続いて右脚も発症し、完治まで計4年間かかったという。懐かしの再会。「覚えてくれていたのがびっくりです。新庄さんの手は冷たくてやわらかかったです。みんなが幸せになれるような素敵な活躍をしてほしい」と話した。