「日本ハム春季キャンプ」（６日、名護）

　新庄剛志ビッグボス（５０）が、元阪神の藤川球児氏（４１）がキャンプ地を訪問することが決まったと明かした。練習の合間を塗ってＧＡＯＲＡのキャンプＬＩＶＥ中継に生出演。「あさってかな？球児くんが来てくれる」と発表した。

　ビッグボスはこの日はブルペンで、杉浦稔大投手の投球に熱視線。昨季は守護神として２８セーブを挙げた右腕の投球を「あの球を見たらどこでも使いたくなる」と絶賛。その上で、「ボール凄くいいんだけど、フォームが綺麗すぎる。ちょっと打ちやすい感あるかなーっていうのがあった」と感想を述べた。

　守護神としてさらに一段階上に進むために招くのが日米通算２４５セーブを誇る右腕。ビッグボスは「球児くんは来る。きょうやりとりして、お任せしますと」とすでに話したことを明かし、「杉浦くんに指（中指と人差し指）をつけなさいというアドバイスをしてくれるんじゃないかな。僕も強いボールを投げる時に外野からの返球、こうしてたもん」と人差し指と中指をくっつける仕草を見せて、「足の速いランナーの時ね。コントロールがいるときは開く」と明かす。

　藤川氏は同日、ツイッターで「僕が日本ハムファイターズに行くのは臨時コーチとしてではないよーでもＢＩＧ　ＢＯＳＳには会いに行く」と投稿。新庄監督は技術面、メンタル面で教えを請う思いだ。

　この日は午前中に２人目の臨時コーチとして、元阪神の赤星憲広氏（４５）を招へいすることも発表。すでに２、３日の２日間はタレントで元陸上十種競技日本一の武井壮から走りの基礎的な部分をレクチャーされており、そこに入団から５年連続盗塁王に輝くなど通算３８１盗塁を記録した赤星氏の走塁技術を加味する狙いがある。

　赤星氏は０３、０５年のリーグ優勝に貢献。藤川氏も０５年の優勝時にはＪＦＫの一角としてフル回転した。かつて主軸として阪神優勝を支えた２人の訪問に、注目が集まりそうだ。