ソフトバンク・田中正義がシート打撃に初登板「伸びしろはある」打者6人に被安打1

 シート打撃に登板した田中正(撮影・伊藤笙子)
 シート打撃に登板した田中正(撮影・伊藤笙子)
 シート打撃を終えた田中正(右)にアドバイスを送る甲斐(撮影・伊藤笙子)
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 「ソフトバンク春季キャンプ」(8日、宮崎)

 ソフトバンクの田中正義投手が8日、今キャンプで初めてシート打撃に登板した。

 打者6人に対して被安打1の内容だった。直球は150キロを計測したが、「まだまだ。スピードもコントロールも上げていかないと。伸びしろはある」と前を向いた。

 5球団が競合してのドラフト1位入団から今季で6年目を迎える右腕。入団当初の故障の影響などもあり、プロ未勝利と期待に応えられていない。しかし、かつてとは表情が変わり明るくなった。この日バッテリーを組んだ甲斐も「球が強いし、顔を見ても充実している。自信をもっている」と頷く。

 首脳陣からの信頼も高まっており、先発ローテを争う立場までやってきた。現在は直球に加えて、カーブなど変化球の精度も磨いているところだ。

「先発を任されるということは、高いレベルで投球ができている証。挑戦していきたい」

 待たせすぎた覚醒を、今季こそ、果たしてみせる。

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