ヤクルト・山田 自身初GG賞へ志願の特守「しっかり意識」

 「ヤクルト春季キャンプ」(12日、浦添)

 守備職人の称号を狙う男が悲願達成の意欲をみなぎらせた。ヤクルト・山田哲人内野手(29)が、志願の特守を敢行した。自身初のゴールデングラブ賞獲得を目指す中、今キャンプ初の特守で90球を捕球。一心不乱に打球を追った約40分で、充実の汗を流した。

 「しっかり意識しながらできたので、いい練習ができた。緊張感もありますし、ミスしてはいけないという思いでやるということは、試合にもつながる」

 そんな山田の練習着は開始前と変わらず汚れていなかった。その理由は「足を使った方が速い」から。飛び込まずに素早く捕球し、立ち上がってから送球するタイムロスを防ぐ。その高い意識は「バッティング、走塁にもつながるし、いろいろなところでいい方向にいく」と胸を張った。

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