新庄監督「オレ辞めるわ」“バーチャル新庄くん”杉谷のバット粉砕も初登板その日に引退へ

バーチャル新庄(阪神ver)と並んでポーズを取る新庄ビッグボス(球団提供)
バーチャル新庄(阪神ver)と並ぶ新庄ビッグボス(球団提供)
 4回、4番の石井が逆転2ランを放ち、指で4を示したたえる新庄ビッグボス(撮影・高石航平)
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 「日本ハム春季キャンプ」(13日、名護)

 新庄剛志ビッグボス(50)が楽天戦(金武)の試合前、名護室内練習場で行った打撃練習で、自身が登板するバーチャル打撃マシンを初使用。だが、デビュー戦でまさかの引退を明言した。

 再三登板予告していたが、ついに初お披露目となった“バーチャル新庄くん”。150キロに設置し、その剛球は杉谷のバットを折って見せた。

 「あれは折れるよ。マシンの150キロって156~7キロに感じて。目に慣れさせるのが大事だから打たなくてもいい。タイミングさえ合わせてくれたら」。ビッグボスはその狙いを明かした。

 とばっちりを受けたのは杉谷だった。この日の練習試合は3打数無安打。「試合用のバット無くなって、テンション落ちてるのに。で、きょうあの結果でしょ。言うことないっすよ」と苦笑い。その上で、“新庄投手”の感想を「野手投げでもすごいスムーズで綺麗でした」と話した。

 ビッグボスは「なんか照れたね。なんか照れてもうた。やっぱ映像で見ると見やすい、野手の投手。(ボールが)出てくるところが。俺、辞めるわ、もう。今度からソフトバンクの左(モイネロのバーチャル映像)にする」と初登板当日に“引退宣言”。

 それでもこの日はインスタグラムに、バーチャル新庄くん登板のリール画像を投稿。「バット2本破壊したった!!このスピードボールのポイントは手首の押し」とつづっていた。

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