ヤクルト・奥川 開幕ローテ“内定” 荒れ荒れ2回投げきれず6失点も信頼不変
「練習試合、ヤクルト6-8ロッテ」(20日、ANA BALL PARK浦添)
ヤクルトの奥川恭伸投手(20)が、開幕ローテ入りを“内定”させた。今季初実戦となった練習試合・ロッテ戦(浦添)は1回0/3を3安打6失点と乱れた。それでも高津監督は「直球の質、走りはブルペンからすごくよかった」と評価し、今季への期待を口にした。
「今年は最初から開幕ローテーションに入って投げさせるわけですから、その意識を持って、それまでに調整をしてほしい」
奥川にとって、昨春はできなかった沖縄での実戦登板は悔しい結果に終わった。初回は珍しく先頭から2者連続四球と死球で無死満塁とし、内野ゴロと犠飛で2点を先制された。さらに2死一、三塁で佐藤都に中越え3ランを被弾。予定されていた2回を投げきることができず、40球で降板した。
この日、奥川は一番後に球場を後にした。「変化球は曲がりが大きく、ボールが先行したかな」と指揮官。課題と収穫が見えた初実戦。修正を重ねる時間はまだ、たくさんある。