西武・山川 打順勘違いで恥ずかし 直後に豪快一発 ファンどよめき
「練習試合、ソフトバンク-西武」(22日、アイビースタジアム)
打順間違いの珍ハプニング直後の、汚名返上の一発だった。
西武・山川が0-2で迎えた七回表無死一塁で、ソフトバンク・田浦の外角高めのツーシームを左翼席へ豪快に運ぶ同点2ランを放った。
この回は3番から始まる打順だったが、指名打者で4番の山川は早めに準備をしていたためかイニング先頭で打席に向かった。打席に入る直前になって西武ベンチから「山川さん、3番からッス」と大きな声が飛んだ。そこでようやく間違いに気づき、バツが悪そうに主審に一礼してネクストバッターズサークルへ戻っていった。
この光景にスタンドからも思わず笑いが起きていたが、その数分後に飛び出した会心の一発を目の当たりにしたファンはあまりの打球の勢いと飛距離に驚き、どよめきと祝福の拍手が入り交ざる異様な雰囲気を作り出していた。