「練習試合、巨人１－６楽天」（２４日、沖縄セルラースタジアム那覇）

　巨人が楽天に完敗し、これで対外試合５戦未勝利となった。原辰徳監督は明暗分かれた投手陣について言及した。

　先発の堀田は２回２安打１失点。先制は許したものの、変化球を主体的に投げ込むというテーマのもと、一定の内容の投球を見せた。さらに６番手としてマウンドに上がった山崎伊も２回無安打無失点。この２人について指揮官は「堀田、山崎、あの辺はよかったね。まあ、なんていうか、いい感じですよね」と評価した。

　開幕投手の候補にも挙がっている高橋と戸郷も登板。高橋は３回５安打１失点で、戸郷には至っては２／３を５安打４失点。戸郷は最終的に打球を下腹部付近に受けて緊急降板するというアクシデントにも見舞われ、精彩を欠いた。

　原監督も厳しい表情で戦況を見つめ、試合後には「１番心配している２人（戸郷と高橋）がなかなか。（高橋は）四球から簡単に盗塁させて、簡単にヒットを打たれて。戸郷に至っては２ナッシングからタイムリー、タイムリーで股間に当たっているようじゃね」と話した。

　緊急降板した戸郷は打撲と見られる症状で、病院などにはいかない予定。そのまま宿舎に戻った。