ヤクルト・奥川が開幕前哨戦で3回1失点 高津監督「内容も投げ方も悪くなかった」
「オープン戦、ヤクルト4-9阪神」(27日、ANA BALL PARK浦添)
開幕前哨戦となったこの日の試合。先発マウンドに上がった奥川恭伸投手が、3回2安打1失点と順調な調整ぶりを見せた。
開幕投手を目指す右腕がオープン戦初登板。「(相手を)特に意識はしていない」とし、この日は「前回変化球という部分がうまくいかなかった」と課題と向き合った35球だった。変化球を多めに投じるなど、修正に取り組んだが、試合後には「うまくいった部分はほとんどない」と唇をかみしめた。
それでも、高津監督は及第点の評価。試合後には「悪くなかったと思います。約1カ月キャンプを過ごしてきて、すごく彼の成長も感じますし、オフは短かったですけど、しっかり休養とトレーニングして、明らかに体も大きくなって、そういうところの成長が見えたこの1カ月。今日3イニング投げましたけど、内容も悪くなかったですし、投げ方も悪くなかったですし、順調に来てると思います」と目尻を下げた。
残り1カ月を切った3月25日の開幕戦。指揮官は「開幕投手については、この日までにというのは決めてます」とし、期限を設けて吟味していくことを明かした。