ヤクルト・奥川 3回1失点「うまくいかない」 制球修正目指すも最後まで不満顔
「オープン戦、ヤクルト4-9阪神」(27日、ANA BALL PARK浦添)
暖かい陽気に包まれた沖縄で、ヤクルト・奥川は悔しさをかみしめるように言葉を紡いだ。オープン戦初先発となった阪神戦のマウンドで3回2安打1失点。前回登板の課題を踏まえ修正に取り組んだが、「うまくいった部分はほとんどないです」と反省ばかりが口をついた。
少しの成果を感じつつも、最後まで不満顔を貫いた。前回20日に先発したロッテとの練習試合では、1回0/3を6失点。変化球の制球に課題を覚え、ブルペンやキャッチボールから修正に努めてきた。
この日投じた35球のうち、半数以上が変化球だ。2種類のスライダーを投げ分け、フォークも積極的に使ったが「まだ全然。うまくいかないことが多いので、なんとかしたい」と前を向く。目指している3・25の開幕マウンドへ。出ている課題は残り1カ月間で最大の収穫に変わる。
また球数は少ないが、この日は初めて中6日を“解禁”した。開幕前哨戦を終え、「3回を0点で帰ってきたいなと思っていた。失点の仕方が悪かったので、反省しないといけない」と右腕。さらなる成長の糧とする。