市和歌山・米田 注目の麟太郎斬る「直球の強さ、速さ、コントロールを磨いてきた」
「選抜高校野球・組み合わせ抽選会」(4日)
第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで開催され、出場32校の対戦カードが決まった。
麟太郎封じで、昨春の自分たちを超える。今秋ドラフト候補で、市和歌山の149キロ右腕・米田天翼(つばさ)投手(2年)は、注目の1年生・佐々木が所属する花巻東(岩手)との対戦に胸を躍らせた。
副主将として、チームを代表してオンライン抽選に参加。対戦相手に「1年生(佐々木)とか、破壊力ある打線」と警戒感を強めた。しかし「直球の強さ、速さ、コントロールを磨いてきた」と、先輩ドラフト候補としての自負がある。
1学年上のDeNAドラフト1位・小園やロッテドラフト1位・松川と過ごした2年間も大きい。「テンポの良さ、変化球、マウンドさばき。全ての面で小園さんを見習ってきた」と“生の教科書”から多くのものを学んできた。
自身も出場した昨春は2回戦敗退。さらに上を目指すため、まずは打倒・花巻東だ。「しのいでしのいで、相手より1点多く取るというロースコアの泥くさい野球をしたい」と表情を引き締めた。
◇米田 天翼(よねだ・つばさ)2005年2月13日生まれ、17歳。大阪府出身。174センチ、78キロ。右投げ右打ち。投手。小4から野球を始め、山直中時代は貝塚リトルシニアでプレー。市和歌山では1年秋から2番手としてベンチ入り。最速149キロ。スライダー、フォーク、カーブ、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、シュート。