大阪桐蔭“4冠”へ大トリ出陣 西谷監督「力がみなぎっている」1回戦の相手は鳴門
「選抜高校野球・組み合わせ抽選会」(4日)
第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで開催され、出場32校の対戦カードが決まった。
昨秋の神宮大会に続き、大阪桐蔭が優勝を狙う。1回戦の大トリとなる大会第6日第1試合。史上2校目となる神宮、甲子園春・夏、国体の“4冠”達成の快挙へ向け、鳴門(徳島)と向かい合う。西谷浩一監督(52)は「相手は伝統的に打撃が強く、またいい投手がいると聞いているのでしっかりと準備したい」と万全の態勢を整える。
投手陣では、最速145キロを誇る1年生左腕の前田悠伍投手が中心。また、打線では今秋ドラフト注目の松尾汐恩捕手(2年)が存在感を示す。高校トップクラスの選手がそろうが、チームとして慢心はない。
「秋は神宮大会を制覇することができたが、この冬にもう一度、最初からチームを作り直して走攻守を底上げした。チームは日に日に緊張感が増し、力がみなぎっている」と西谷監督。甲子園でさらなる成長を見せる。
無敗の王者へ。主将の星子天真内野手(2年)は「個々の技術よりも束になって戦えたらと思います」と、一丸野球で勝ち進む。