日大三島 38年前の再現狙う 初出場時の初戦で大阪勢に劇勝
「選抜高校野球・組み合わせ抽選会」(4日)
第94回選抜高校野球大会(3月18日開幕)の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで開催され、出場32校の対戦カードが決まった。
38年ぶり2度目の出場となる日大三島(静岡)の加藤大登主将(2年)は“因縁”の大阪勢との初戦に闘志を燃やした。前回出場の1984年は1回戦で三国丘(大阪)に逆転サヨナラで初戦突破していた。今大会は金光大阪との対戦で「前回は三国丘と対戦したが、どこが相手でも一戦必勝で頑張る」と力を込めた。
報徳学園(兵庫)を春夏18度の甲子園に率い、02年センバツ優勝経験のある永田裕治監督(58)が就任して2年でたどり着いた甲子園。同監督の教えについて「印象に残っているのは、1球の厳しさ」と全国で戦う厳しさを教え込まれ、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。
昨秋はレギュラーの約半数を1年生が占めたが、加藤は「試合では上級生が引っ張りたい」と頼もしい言葉で自らを鼓舞した。