「オープン戦、日本ハム－巨人」（５日、札幌ドーム）

　今季、開幕投手を務めることが決まっている巨人・菅野智之投手が実戦初登板。２回を２安打４奪三振、無失点に抑え、上々の仕上がりを披露した。

　初回１死後に連打を浴び、二、三塁のピンチを招いたが４番・速水を空振り三振に仕留めるなど簡単に後続を断った。この日の最速は１４９キロを計測。変化球もキレがあり抜群の制球力も披露。本人も納得の３３球だったのだろう。表情には充実感が漂った。

　５年連続、球団史上最多８度目の開幕投手を託されたエース。大役を任された右腕は、これまでに「勝ちというものにこだわって、チームも自分自身も良いスタートを切れるように。死にもの狂いで投げていきたい」と語っていた。Ｖ奪回のキーマンでもある男が、上々のスタートを切った。