西武ドラ1・隅田 開幕ローテ当確!辻監督が明言 5回無失点6Kと快投
「オープン戦、広島1-2西武」(5日、マツダスタジアム)
4球団競合の西武ドラフト1位・隅田知一郎投手(西日本工大)の開幕ローテ入りが確実となった。広島打線を相手に5回無失点、毎回の6奪三振&無四球と抜群の安定感に辻監督は「安心感というよりも(先発ローテに)入りますから」と明言した。
「ストレート主体で攻められた」と最速は149キロ。広島の4番で同じルーキーの末包には一回2死一塁から4球連続の直球で押し込み、最後は122キロのチェンジアップで空を切らせ「自分の攻め方はできたかな」と納得顔だ。
さらに、これが“まき餌”となった四回は、3球連続カーブでカウント1-2とし、134キロのカットボールをひざ元に沈めての空振り三振と変幻自在。「緩急とコントロールが彼の持ち味」と辻監督も絶賛した制球力と投球術で、二塁すら踏ませなかった。
このまま中6日で調整を続け、開幕2戦目の26日に登板するのが順当な流れ。昨季のチーム55勝のうち、左腕は2勝だけという投手陣にとって、ルーキーはもはや“左の柱”だ。