関学・新井Jr.父譲りの勝負強さ打ア!貴浩氏の前で大阪桐蔭相手に代打安打

 代打で中前打を放った関西学院・新井
 息子の試合を見守る新井貴浩氏
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 「練習試合、関西学院7-20大阪桐蔭」(7日、関学大グラウンド)

 現役時代に阪神、広島で活躍した新井貴浩氏(45)=デイリースポーツ評論家=の長男で、関西学院2年の新井亮規浩内野手が7日、センバツに出場する大阪桐蔭との練習試合に代打で登場。レギュラー奪取に向けて猛アピールとなる中前打を放った。

 父親譲りの勝負強さを発揮した。初回から一塁コーチャーを務めていた新井に出番が訪れたのは10点を追う四回。先頭で代打として左打席に立った。「(打席の)準備はしていました。初球から積極的に打っていこうと思っていました」と、左腕が投じた初球に反応。コンパクトなスイングから放たれた打球は二遊間を破った。

 父ら家族が見守る前で放った積極的な一打。先頭打者として攻撃の流れを作ると、続く赤沢の右前打の間に三塁へ進塁。1死一、三塁から3番・中村の左前適時打で生還した。

 関西学院中入学後から本格的に野球を始め、高校2年秋に初めて背番号13でベンチ入りを果たした。ポジションは一塁で、攻守ともまだまだ粗削りながら伸びしろは十分だ。「レギュラーになりたいという思いもありますけど、チームが勝って、甲子園に行きたいのが1番です」と新井。父も活躍した聖地の舞台に立つために鍛錬の日々を過ごす。

 ◆新井亮規浩(あらい・あきひろ)2004年9月10日生まれ。広島県出身。183センチ、79キロ。右投げ左打ち。内野手。幼稚園の頃に兵庫に移住し、関西学院中1年から本格的に野球を始め、関西学院では2年秋にベンチ入りし、地区大会予選で代打で公式戦デビュー。憧れの選手はソフトバンク・柳田。

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