中日・立浪監督 零封負けで野手に“喝”「気合入れてやらんとね」

 「オープン戦、中日0-2オリックス」(9日、ナゴヤ球場)

 ナゴヤ球場の空気が熱を帯びることは最後までなかった。オープン戦初の零封負け。8日・オリックス戦の二回から17イニング連続無得点となった。中日・立浪和義監督は試合後、野手に“喝”を入れた。

 「徐々に気合を入れてやらんとね。若い選手なんか特に。あれだけ簡単にファーストストライクを取られるというのはね。もっと初球から打ちにいかないと」。この日の全31打席のうちファーストストライクの見逃しは18回で、オリックスは37打席で12回。点差はわずか2でも、その意識の違いが143試合を積み重ねるうちに大きな差となって表れる。

 「追い込まれたらどんなバッターでも不利になる。次からちょっと考えないと」。目先の結果を求めているわけではない。指揮官が今、最も重視するのはそこに至る過程だ。

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