ロッテ・高部 止まらん!絶好調 オープン戦首位打者キープ「いいスイングできている」
「オープン戦、日本ハム6-1ロッテ」(9日、鎌ケ谷スタジアム)
ロッテ・高部瑛斗外野手のバットの勢いが止まらない。前日の4安打に続き、3安打の活躍。初の開幕スタメンへ大前進だ。オープン戦打率・480と絶好調をキープする3年目の24歳は「少しずつですけど、打撃フォームの改造で力強く、効率のいいスイングができてきているんじゃないかなと思います」と胸を張った。
三回には加藤の外角スライダーを引っ張り、球足の速い打球が一、二塁間を破った。九回は投前へボテボテのゴロを放つも俊足で内野安打を勝ち取った。井口監督は「いい形を持続していますね。(昨年より)内容的に良くなってますし、打球の勢いが違いますね」と成長を喜んだ。
昨年よりパワーアップした体で安打を量産する。オフのウエートトレなどで体重は5キロ増の72キロに。福浦1軍打撃コーチから足の使い方のレクチャーを受け手応えをつかんだ。
3年目の今季「絶対レギュラーを取る」と意気込む背番号38が、「開幕1番」の座をつかみかけている。
◆高部 瑛斗(たかべ・あきと)1997年12月11日生まれ、24歳。神奈川県出身。178センチ、72キロ。右投げ左打ち。外野手。背番号38。東海大甲府から国士舘大を経て、19年度ドラフト3位でロッテ入団。プロ1年目の20年10月6日・オリックス戦(ゾゾ)で初出場初先発(1番・左翼)。通算成績は38試合、打率・138、1本塁打6打点。