巨人の新外国人ポランコ ネット破壊 合流即ティー打撃で規格外パワー「状態良い」
衝撃の出来事に周囲が騒然とした。巨人の新外国人のグレゴリー・ポランコ外野手(30)が9日、チームに合流し、川崎市のジャイアンツ球場での3軍練習に参加。来日後初練習のティー打撃では、脅威のパワーで防球ネットを破壊した。
室内練習場で通常よりも距離をとって行われたティー打撃。メジャー通算96発を誇る左の大砲が鋭い打球を連発する。開始してほどなく規格外の怪力を発揮し、防球ネットの端に穴を空けた。
「自分もビックリした」と言いつつも、表情には余裕の笑みがあった。実は過去にも2、3度ネットを破壊したことがあり、場外弾で自動車を破壊したこともあったという。
海を越えてやって来た“破壊王”は、同じく新外国人のウォーカーと室内練習場でバットを振り込み、「今は非常に状態も良いですし、コンスタントにキープできれば良い成績につながるんじゃないか」と力を込めた。
打線強化へ原監督は5番打者での起用を示唆している。助っ人は「5番を打てれば個人的にはいい」と指揮官の考えに賛同。コロナ禍で春季キャンプには参加できなかったが、今後は調整ペースを上げて状態を整えていく計画だ。3月25日の開幕・中日戦(東京ド)から中軸を任される可能性もある。
◆グレゴリー・ポランコ(Gregory Polanco)1991年9月14日生まれ、30歳。ドミニカ共和国出身。左投げ左打ち。外野手。背番号23。09年にパイレーツと契約。14年にメジャーデビューし、16年に22本塁打、18年には23本塁打。MLB通算823試合で打率・241、96本塁打、362打点、98盗塁。17年WBCドミニカ共和国代表。