市和歌山エース・米田が上々 練習試合で3回無失点 センバツで花巻東と対戦
「練習試合、市和歌山16-4初芝橋本」(11日、市和歌山グラウンド)
センバツ(18日開幕、甲子園)に出場する市和歌山は、プロ注目の右腕・米田天翼投手(2年)が先発して3回1安打無失点、4奪三振と上々な仕上がりを見せつけた。
立ち上がりから安定感のある投球を披露。初回、味方の失策で先頭打者を出塁させたものの、後続を抑えて無失点で切り抜けた。二回には、1死二塁から右打者をスライダーで空振り三振。続く右打者は内角への138キロ直球で見逃し三振に仕留めた。
今年初の対外試合登板。米田は「それなりにコントロールはまとまっていたのでよかった。公式戦をイメージして投げていこうと思っていました」と振り返った。
初戦は大会5日の第1試合。高校屈指の強打者・佐々木麟太郎内野手を擁する花巻東と対戦する。「花巻東は左打者が多いので、左のインコースを課題にして投げられたのでよかったです」と気持ちを高ぶらせた。
打線は4番・寺田が3安打を放つなど計18安打16得点と圧勝。半田真一監督は「得点にはなっていますけど、ここから上げていくだけかなと思います。あとは、スクイズとかサードランナーのゴロのスタートなど。決めきれなかったりとか。(課題は)たくさんあるんで、そこは残りの期間で作っていきたいかなと思います」と本番へ向けて状態を高めていく。