塩見 千賀から先頭打者弾 甲斐キャノンも突破 ヤクルト連敗6でストップ
「オープン戦、ヤクルト4-3ソフトバンク」(11日、神宮球場)
積極的な一振りが光った。ヤクルト・塩見泰隆外野手がソフトバンクの開幕投手・千賀から先頭打者アーチ。甲斐キャノンをかいくぐる二盗も決め、五回にはチーム59イニングぶりの適時打を放つなど、打って走って大暴れだ。
まずは初回だ。2ボールからの3球目、153キロの速球を振り抜くと、打球は神宮の風に乗った。「すごく球も速くて強いので、直球一本で、前目にコンパクトに強くというイメージ」と“今季1号”。三回には四球で出塁すると、すぐさま二盗。1点を追う五回には1死二塁から左前に同点適時打を放った。
引き分けを挟んだチームの連敗を6でストップさせ、塩見はオープン戦打率・435と好調キープだ。「もっとボールの内側を打って、ライナー性の当たりを打てるようになりたい」。貪欲な思いで開幕に突き進んでいく。