プロ注目 市和歌山・米田天翼が3回0封4K センバツへ目標は「全イニング無失点」
「練習試合、市和歌山16-4初芝橋本」(11日、市和歌山グラウンド)
今春センバツに出場する市和歌山が11日、和歌山市内にある同校グラウンドで初芝橋本と今年初の練習試合を行い、プロ注目の右腕・米田天翼投手(2年)が先発して3回1安打無失点、4奪三振と好投した。
最速は139キロだったが、スライダーなどの変化球も満遍なく使い、本番を見据えて調整。「それなりにコントロールはまとまっていたので良かった。公式戦をイメージして投げていこうと思っていました」と、立ち上がりから安定感のある投球を披露した。
初戦は大会5日目第1試合、花巻東が相手だ。佐々木麟太郎内野手(1年)を軸とする強力打線の動画をチェックし、同校OBで捕手を務めていた兄・航輝さんと研究。「(抑える)秘策はあります」と内容こそ明かさなかったが、対戦に自信を見せた。
開幕まで残り1週間。「エースとしてチームを勝たせるというのが一番なので、全イニング無失点というのが目標です」と米田。さらに状態を高め、聖地のマウンドで躍動する。
◇米田 天翼(よねだ・つばさ)2005年2月13日生まれ、17歳。大阪府岸和田市出身。174センチ、82キロ。右投げ右打ち、投手。小4から野球を始め、山直中時代は貝塚リトルシニアでプレー。市和歌山では1年秋から2番手としてベンチ入り。最速149キロ。持ち球はスライダー、フォーク、カーブ、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ、シュート。