日本ハム・新庄ビッグボス予言 新助っ人ヌニエス「60本」打つ 一発に賛辞止まらず
「オープン戦、西武4-1日本ハム」(15日、ベルーナドーム)
期待通りの一発に、日本ハム・新庄剛志ビッグボスの目尻が一気に下がった。七回1死。新外国人のレナート・ヌニエス内野手が田村のフルカウントから真ん中高めに入ったナックルカーブを強振。左翼席ポール際、中段に運ぶオープン戦1号ソロを放った。
「タイミングを早くとって、ボールとの距離がしっかりあるから、すべていいスイング。選球眼もね。アメリカと日本のアウトコースの違いって、ものすごくあると思うけどしっかり見極めて…」
メジャー56発のパワーを存分に見せつける一発を絶賛したビッグボス。「60本くらい打つんじゃない?」と話した後、「ヒットをね」と付け加えて笑いも誘った。
ヌニエス自身も「最高の気分」と来日1号を喜んだ。「ビッグボスから言われているように、できるだけ多くの投手と対戦して早く対応していけるようにしたい」とさらにレベルアップする思いだ。
この日3打数2安打。オープン戦通算5打数4安打とし、なんと打率・800。ビッグボスは「バットの出方がいい。こっちもこっちも(右投手も左投手も)しっかり打てるし、緩いボールは止まってきょうも打った。面白いと思う」と賛辞が止まらない。
入団決定時に「彼は打つよ。持ってるよ」と“予言”。昨季リーグ最下位の89本塁打の打線を救う存在になるかもしれない。
◇レナート・ヌニエス(Renato Nunez)1994年4月4日生まれ、27歳。ベネズエラ出身。185センチ、99キロ。右投げ右打ち。内野手。2010年にアスレチックスと契約。16年メジャーデビュー。18年以降はレンジャーズ、オリオールズ、タイガースでプレー。メジャー通算成績は307試合で打率・245、56本塁打、154打点。