「教育リーグ、巨人３－３楽天」（１６日、ジャイアンツ球場）

　２軍調整中の巨人の・戸郷翔征投手が、５番手で八回のマウンドに上がった。完璧な投球で２回を打者６人無安打無四球で抑え、３つの三振を奪った。

　結果を求めた登板で圧巻の内容を示し、仕上がりの良さをアピールした。最速は１５４キロを計測。「やっと出力が出てきたので。ある程度コントロールはまだまだでしたけど、そこに照準を合わせていた」とボールに力強さが戻ってきた。

　課題克服に必死だ。「去年もセットで崩れたりとか多かったので、そこをしっかりしないとなと思った」。走者がいない状況でも、セットポジションを試すなど改善に取り組んでいる。

　３月の２軍戦は、３試合で計１０回を２失点と、格の違いを見せている右腕。本来の開幕ローテ候補が「まだ決まったことではないですし、もっともっと結果を求めてやっていかないと。去年開幕ローテも守りましたけど、確約されているわけではないので、なんとか結果を求めながらやっていきたい」とさらなる好投を続けることを誓った。