ソフトバンク・松本が3回8失点の大乱調 開幕ローテ内定直後の登板でまさか
「オープン戦、ソフトバンク-阪神」(16日、ペイペイドーム)
開幕ローテ入りを内定させているソフトバンク・松本裕樹投手が猛虎打線のえじきとなった。3回6安打5四球8失点の大乱調で降板した。
制球力が武器のはずの右腕が、まったくボールを操れなかった。
初回、ヒットと2四球で1死満塁を招くと5番・大山に押し出し四球を与えて先制点を献上。さらに次打者・糸井の打席で暴投して2点目を失うと、その糸井には2点適時打を浴びて、初回だけで4失点した。
二回も先頭から連続四球とまるで修正できず。1死一、二塁から4番・佐藤輝に、148キロ直球を中越え3ランされて、さらにリードを広げられた。
三回は1死から8番・坂本、9番・木浪の下位打線に連打されて一、三塁。1番・近本に中犠飛を許して、これで8点目を失った。
松本はこの日を迎えるまでのオープン戦は2試合に投げて、計9回1失点と安定していた。藤本監督は14日の練習の中で「(開幕ローテに)入っている」と明言しているが、あまりの投球内容にベンチでは憮然とした表情で戦況を見つめていた。