中田が“代役4番”弾 全打点たたき出す大暴れ!巨人の連敗7で止めた
「オープン戦、中日0-4巨人」(16日、バンテリンドーム)
“代役4番”がチームを連敗脱出に導いた。巨人・中田がオープン戦3号3ランを含む2安打4打点。「正直、今日開幕でもおかしくないぐらいの緊張感の中でやっている」。今季初実戦から13戦連続出塁とし、これでオープン戦打率は・355まで上昇。再起を懸ける男の快進撃は止まる気配を見せない。
打球を目で追いながらゆっくりと走りだした。1点リードの六回1死二、三塁で左翼席中段へ特大の一発。「まあ、手応えはありましたけどね」。クールに振り返った中田はベンチに戻ると、すぐさまノートにペンを走らせた。今年から始めた各投手との対戦で感じたことを書きつづるノートの存在も好調を後押ししている。
四回には1死二塁から先制の中前適時打を放つなど、全打点をたたき出し、チームの連敗を7で止めた。主砲の岡本和は上半身の違和感で2戦連続欠場。守備練習はしているが、打撃練習を回避するなど、正4番の状態が気がかりな中での代役の活躍に、原監督も「変わることなく、どの打順であっても、という感じですね」と目を細めた。
「久々に4番という打順を打ったな、とは思いながら試合に出ていた」という背番号10。代役と言えども、中田には4番が似合う。