オリックス・吉田正 復活の兆し OP戦初マルチ「間合い感覚的に良かった」
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「オープン戦、楽天3-0オリックス」(16日、草薙球場)
2年連続で首位打者を獲得した、本来の打撃が戻ってきた。オリックス・吉田正がオープン戦で初のマルチ安打を記録。たくましい体から放たれた打球が、2度も中堅の芝生に弾んだ。
まずは初回2死だ。昨年9打数3安打という対戦成績だった早川に対し、追い込まれながらも低めの変化球をうまく拾い上げた。「(昨年とは)同じ感じにならないと思うので、その上をいけるように毎年レベルアップしていきたい」。さらに八回無死では、安楽の直球を完ぺきにはじき返して出塁した。
「今日は球の見逃しとか、自分の間合いが体の感覚的に良かった」と吉田正。この試合の前までは、4試合の出場で11打数1安打。なかなか快音が聞こえなかったものの、開幕まで10日を切ったところで、しっかりと状態を上げてきた。
この日は、オープン戦で2度目となる守備にも就いた。昨年末に手術した両足首の状態も問題はない。開幕まで残り3試合。あとは、最後の仕上げに取りかかる。