急きょセンバツ出場の近江は大会第2日に登場 開幕直前代替は2005年夏の高知以来
日本高野連は17日、第94回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園球場)に出場する京都国際が野球部関係者13人の新型コロナウイルス集団感染を受けて、出場を辞退すると発表した。大会第2日の第2試合で長崎日大との対戦が予定されていたが、近畿地区の補欠1位校だった近江(滋賀)が代わって出場する。
大会直前での出場辞退は最近では、2005年夏の明徳義塾(高知)の例がある。
大会開幕の2日前となる8月4日に部員の喫煙と暴力により出場を辞退。代替出場となった高知は翌5日に甲子園入りし、出場決定から6日後となる同10日の大会第5日第3試合で日大三(西東京)と対戦した。エースの二神一人投手を中心に奮闘したが、2-6で惜敗した。
今回の近江は日程が順調に消化されれば、19日が大会第2日となる。17日の出場決定から2日後という短い準備期間で戦うことになる。
近江はエースで4番、主将も務める今秋ドラフト候補の山田陽翔投手(2年)がチームをけん引する。昨秋は右肘痛のため登板がなかったが、12日の練習試合・智弁学園戦で昨夏の全国選手権大会準決勝・智弁和歌山以来の実戦登板。6回を1安打1失点と好投していた。