高2四天王“広陵のボンズ”真鍋3安打 「佐倉がホームランを打つ前に」聖地弾予告
「選抜高校野球・1回戦、広陵9-0敦賀気比」(20日、甲子園球場)
初お目見えの甲子園で“広陵のボンズ”こと注目のスラッガー・真鍋慧内野手(2年)が名刺代わりの3安打を放った。本家バリー・ボンズばりの鋭い打球を飛ばし「柔軟に対応できたのでよかった」とホッとした表情を浮かべた。
初回、1死三塁のチャンスは三邪飛。悔しさを以降の打席に込めた。「次の打席で切り替えていった」と三回に右前打を放ち、五回無死一、三塁は好機を逃さず左犠飛。六回に右前、八回には中前へ運んだ。いずれも単打だが4の3、1打点でしっかりと初戦突破の役割を果たした。
花巻東・佐々木、九州国際大付・佐倉、大阪桐蔭・前田とともに「高2四天王」と称される注目株。「勝つのが最優先なので、あまりプレッシャーなど感じないようにやっている」と自然体で挑む。
「3安打は良いことですが長打力が発揮できなかったので、そこはまだ」と貪欲だ。2回戦の相手は九州国際大付で、2年生対決が実現する。「佐倉がホームランを打つ前に打ってやろうと思っています」とビッグマウスで聖地弾を予告した。
◆真鍋 慧(まなべ・けいた) 2005年6月17日生まれ、広島県広島市安芸区出身。16歳。右投げ左打ち。内野手。189センチ、92キロ。みどり坂小1年時に瀬野ソフトボールクラブでソフトボールを始め、瀬野川東中では安芸リトルシニアに所属。広陵では1年夏からベンチ入り。ここまで高校通算は11本塁打。50メートル6秒3、遠投105メートル。