ヤクルト塩見 開幕間に合った合流即マルチ 自主隔離から復活「1番・中堅」決まった
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「オープン戦、西武4-1ヤクルト」(21日、ベルーナドーム)
頼れるリードオフマンが、快音と共に戻ってきた。新型コロナウイルスの濃厚接触者疑いで自主隔離していたヤクルト・塩見泰隆外野手(28)が、合流即2安打で復帰。「思ったよりもボールが見えていたのでよかった」。開幕に何とか間に合った。
13日以来、6試合ぶりの出場となったが、自らのバットで不安をかき消した。三回には中堅頭上を越える当たりで、快足飛ばして一気に三塁へ。持ち味を発揮すると、八回は左前へとはじき返した。
自宅での隔離期間は、体幹などのトレーニングで強化。「その中で張りがあったのがとれた」と“離脱”をプラスに捉えた。高津監督も試合後に改めて、「1番・中堅」での出場を明言。塩見自身も「オープン戦と開幕は別物に考えているので、しっかりそこに合わせていきたい」と表情を引き締め、25日の阪神戦へと向かう。