巨人・ドラ1大勢 球団史上初の開幕戦初登板初セーブへ意欲「やってきたことを出す」

 球団史に名を刻む。巨人のドラフト1位で、守護神起用が決定的となっている大勢投手(22)=関西国際大=が22日、球団の新人では初となる開幕戦での初登板初セーブに意欲を燃やした。

 「常にその状況は意識、イメージして練習してる。やってきたことをしっかり出すだけじゃないかなと思う」。迫り来る開幕を前に大勢は落ち着き払っていた。オープン戦では7試合で計7回を投げて自責点は1。最速158キロをマークするなど、自信をつけるには十分な内容と結果を得て、満を持して開幕を迎える。

 己の力で勝ち取った守護神の座。「ビエイラが(1軍に)帰ってきたら抑えを交代するとか、そういう弱気なところを一切出さずに、一年間を投げられるようにやっていきたい」。現在2軍調整中の、昨季の守護神が本調子を取り戻しても、役割を譲る気はない。

 さらに21日には地元・兵庫県多可町の吉田町長らが東京ドームを訪れ、激励を受けた。「自分は今のままだったら、試合の後ろの方で投げるので、そういうところで多可町の人たちをワクワクさせるような投球ができたら」と思いを新たにした。地元からの応援も胸に、九回のマウンドに立つ。

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