【セ・パ順位予想】岡田彰布氏 阪神は佐藤輝の後を打つ打者がポイント 若手成長の中日V予想
25日にプロ野球が開幕し、阪神は京セラドーム大阪でヤクルトと対戦する。ペナントレース開幕を前に、デイリースポーツ評論家が順位を予想。昨季、阪神は12球団最多となる77勝を挙げながらも、勝率差で2位に敗れた。雪辱を果たし、17年ぶりのリーグ優勝はなるか。パ・リーグは若い力が躍動するオリックスが連覇を果たすのか。プロの眼による予想を、とくとご覧あれ。
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阪神は4位とした。投手陣では先発はある程度やれると思うが、抑えのスアレスが抜けたことが大きい。代役候補の新外国人・ケラーはいくら良くてもスアレスと同様の活躍は難しいだろう。
プラス面は4番・佐藤輝の成長。1年間固定できると思うし、チームで一番いい成績を残すのではないか。攻撃面では佐藤輝の後を打つ打者がポイントとなりそうだ。
優勝は中日。投手力は阪神より上だ。「あと1、2点を取れれば」という課題が明確なチーム。石川昂、岡林ら若手に伸びしろがあるし、立浪新監督は優勝から遠ざかっている分、思い切ってさい配を振るはずだ。
巨人は3位以内に入るだろうが、未知数の外国人の活躍次第。ヤクルトは奥川、高橋ら若い投手がシーズンを通して活躍できるかどうか。DeNAは今永のケガ、広島は鈴木誠の穴が大きい。
パ・リーグの優勝はオリックス。山本、宮城と左右でエース級がいるし、若手も自信を付けており、セ、パで一番固いと思う。
最下位の日本ハムは戦力的に劣る。ただ、今年の順位は関係ないと思っている。新庄監督が根本的にチームを変えようとしているし、「新庄監督で新しい野球をする」という出発の年だろう。