中日の立浪和義監督（５２）は２４日、巨人との開幕戦（東京ド）を翌日に控え、今季の戦う心構えを語った。

　「失敗しても下を向くな。やられたらやり返せ」。チームを戦う集団によみがえらせ、必ずや未来の礎となる１年にする。「就任していきなり巨人戦。その時から開幕をイメージしていた」と待ち望んだ一戦に向かう。

　巨人とは現役時代から長くライバルとして対峙（たいじ）してきた。初采配を振る相手として不足はなく「ジャイアンツを倒さないと上にはいけないと思っている」と力強く言った。

　「勝負事はけんか」と選手に闘争心を植え付け、勝利への貪欲さを隠さない。一方、将来を見据えて若手を積極的に使うなど、種をまく大事なシーズンにもなる。「若い選手には思い切って、ミスしても取り返す気持ちでやってほしい」と積極的なプレーを望んだ。

　現役引退から１３年。ミスタードラゴンズの第２章がいよいよ始まる。