浦和学院・宮城 7回10K!16回連続無失点「まだ調子上がってない」
「選抜高校野球・2回戦、浦和学院7-0和歌山東」(24日、甲子園球場)
浦和学院が一番乗りで8強入りした。エース・宮城誇南(みやぎ・こなん)投手(3年)が7回2安打無失点10奪三振と貢献。「変化球で緩急をうまく使って投げられた」とうなずいた。
丁寧に丁寧に投げ込んだ。序盤は本調子ではなかったといい「テンポとリズムを意識して打たせて(アウトを)取ろうという気持ちが強かった」。試合中には森大監督(31)から「上体が突っ込んでいる」と指摘され、ブルペンに入るなどして修正。六回こそ連打で1死二、三塁のピンチを迎えたが、1番打者を空振り三振、2番打者を一ゴロに打ち取り流れを渡さなかった。
この日は7回78球で交代。安定感抜群のエースに対し、森監督も「テンポがよければ守りからリズムが生まれて攻撃につながっていく。浦学の伝統がしっかり出ている」と評価した。
これで2試合連続2桁奪三振、16回連続無失点と好投が続く。ただ、宮城は「まだ調子が上がっていないので、自分の中で力を入れてここからどんどん上げていければ」。浦学のエースがまだまだ聖地で躍動する。