木更津総合 まさかの2連続押し出しで逆転サヨナラ負け「経験を買って彼に任せた」
「選抜高校野球・2回戦、金光大阪4-3木更津総合」(25日、甲子園球場)
木更津総合は6年ぶりの8強入りを寸前にして夢破れた。エース越井颯一郎投手(3年)は140キロ後半の直球を投げ込むなど7回1失点、11三振。チームも8回に敵失で同点に追いつき、タイブレークの13回には3番・菊地が甘く入った初球のスライダーを見逃さず、価値ある中前2点打で勝ち越した。
しかし、その裏の守りでは1死満塁で二ゴロに打ち取り、併殺打で試合終了と思われたが、遊撃手の送球がややそれて、1点差。そこからなお2死一、三塁で、五島監督は投手交代。一塁を守っていた金網を再びマウンドに戻したが、3連続四死球を与え、2連続押し出しで逆転を許した。
五島卓道監督(67)は「ダブルプレーが取れなかったの痛かった。昨秋は越井と金綱で戦って来た。調子自体は金本の方が良かったけど、経験を買って最後は彼に任せました。相手の古川投手は素晴らしかった。今後はミスのないチームにしたい」と話した。