広島商がセンバツ2回戦を辞退 新型コロナ大量感染判明で大阪桐蔭が不戦勝
日本高野連が25日、広島商について、第94回選抜高校野球大会を辞退すると発表した。PCR検査で、35人中9人が陽性と判定されたことを受けたもの。
広島商は初戦の丹生(福井)に22-7で勝ち、26日に大阪桐蔭と対戦予定だった。大阪桐蔭は不戦勝となる。
大会本部によると、1回戦勝利校を対象にした大会中PCR検査で、広島商の同宿舎35人中9人が陽性と判定されたという。その後、学校長から辞退の申し出があった。大会中PCR検査で陰性だった26人についても再検査を行った結果、2人が陽性となった。
1回戦勝利校では、他の15校は全員の陰性が確認された。
大会主催者は「主催者として新型コロナウイルスの感染拡大予防に細心の注意を払いながら、関係者の皆さまと協力して大会運営を進めてまいりました。広島商業高校が大会途中で出場辞退の決断をされたことは非常に残念です。何より、広島商業高校の皆さん、同校を支えてくださっている関係者の皆さまの心情を察するに余りあります。第94回大会は全日程の後半にさしかかっていますが、勝ち残った出場校の皆さんが最後まで安心して実力を発揮できるよう、万全を尽くしていきたいと思います」とコメントした。