「巨人４－２中日」（２５日、東京ドーム）

　中日は新体制の初陣を白星で飾れなかった。昨秋に就任してすぐに開幕投手に決めた大野雄が五回に逆転を許すなど踏ん張れず、立浪監督は「相当飛ばしていた。一塁のワンプレーが違っていたら。でも野球はそういうもの」と受け止めた。

　ポイントに挙げた場面は五回２死。吉川を一塁前のゴロに打ち取ったが、ベースカバーに入った大野雄へのビシエドのトスがそれて内野安打になった。続く広岡に適時二塁打を浴び、さらに立て続けに適時打を浴びた。

　試合前、立浪監督は「雄大（大野）は秋から緊張感を持って頑張ってくれているから、何とか勝たせてやろう」と野手に呼び掛けた。期待に応えられなかったエースは「絶対に勝ちたいと思っていた。申し訳ない。次はやりかえす」と悔しさをにじませた。